ニット素材のYシャツ-2017年3月号

①他店でのクリーニング事故例

②原因と対策

クリーニングの巴屋の取り組み

Yシャツの素材には、綿100%、ポリエステル100%、綿とポリの混紡などがあります。

そして、通常は織物にして縫製しますが、最近は編物(ニット)にして縫製してあるものが販売されています。

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ニット素材ストレッチ素材ともいいます)は伸縮性があり、肌触りがソフトであるという特徴があります。

※ポリウレタン混紡のYシャツについても同様のことが言えます。

①他店でのクリーニング事故例
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左の2枚のYシャツは、両方とも筆者が着用しているものです。(袖丈84cm)


ところが、左のニット素材のYシャツの袖丈が、通常のYシャツより10cm程度長くなっていることがわかります。


実際に着用してみると、ニット素材の袖が伸びていると判断できました。

②原因と対策

ニット素材のYシャツのケアラベルには次のような記載があります。

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(原因)

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それを、上のような仕上げ機にかけたため、袖を機械力で引っ張っられることとなってしまい、袖が伸びて戻らなくなったものと推測されます。

(対策)

ニット素材(ストレッチ素材)のYシャツについては、機械を用いて仕上げることは避けなければなりません。よってすべて手仕上げしなければなりません。

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クリーニングの巴屋の取り組み

通常のYシャツは、機械仕上げができるため、

180円(税別)(会員価格)

 でお受けしております。

 これに対して

 ニット素材(ストレッチ素材)のYシャツは、

380円(税別)(会員価格)

でお受けし、すべて手仕上げを行っております。