①ケアラベルの確認
②洗濯方法の確認
③結果(その1)
④結果(その2)
①ケアラベルの確認
②洗濯方法の確認
③結果(その1)
④結果(その2)
今回は、麻100%の衣類を実際に水洗いし、タンブラー乾燥する実験を行ってみました。
麻素材の衣類が持ち込まれた場合、弊社では基本的にドライクリーニングを選択します。それは、レーヨン素材と同様、水洗いのリスクが大きいからです。
ですが、ケアラベルでは、水洗いができることになっている衣類も多く、汗をかいたときなど水洗いしたくなることもまた多いと思われます。
今回の実験によれば、若干の色落ち、縮み、白化が発生するものの、通常の家庭洗濯でも十分に対応できると考えていいのではないかと思われます。
※最終的には自己責任にてお願いいたします。
①ケアラベルの確認
「衣類の豆知識」で紹介した、麻100%のピンクのシャツを水洗いしてみます。その前に、ケアラベルの確認です。
このケアラベルから考えて、40℃以下で洗濯機を回して、シワを伸ばして日陰でつり干しするのが安全と思われます。
ですが、「乾燥機のご使用はお避け下さい」であって「タンブラー乾燥禁止」ではありません。
そこで、40℃以下で洗濯機を回して、タンブラー乾燥30分で乾燥させることにしました。
水洗い(40℃以下)
タンブラー乾燥(60℃)
③結果(その1)
(購入時の状態)(水洗いしたもの)
・色落ち度合い
数値では計測していませんが、左(購入時の状態)より、右(水洗いしたもの)の方が色が薄くなっているように見えます。
たった1回の洗濯でもこのように色落ちします。
・縮み度合い
(身丈)
購入時の状態 70.0cm
水洗いしたもの 68.0cm
(袖丈)
購入時の状態 58.0cm
水洗いしたもの 57.0cm
2~3%の縮みが生じています。
この画像ではわかりにくいですが、部分的に白化が見られます。(矢印の部分)
縮みにより「クチャ」という感じになっています。(丸で囲った部分)